創価学会の現実

創価学会の現実を現役学会員が語ります

忍性について考えてみた

こんばんわ。

2日前の一般紙に興味深い記事が書かれてあったので、紹介しておきます。

 鎌倉時代の僧・忍性(にんしょう)についての記事なのですが、忍性は多くのハンセン病患者に手を差し伸べた人物として知られているそうですが、それでもその広範な救済活動はあまり知られていないそうで、「現代の仏教者にとってもモデルとなる、忘れてはならない存在」とする山形大の松尾剛次(まつおけんじ)教授の話を紹介していました。

当時、ハンセン病患者は僧侶からも忌避されていたそうですが、忍性は療養施設を設立し、歩けない患者を背負って送り迎えしたり自分の衣類を売って得たお金を患者に施したりしたと伝記に記されています。

伝記なので脚色されているところもあるとは思いますが、現代の研究でも忍性が教団で組織的に救済活動をしていたことが知られているようです。

「今よりももっと差別が強かった時代に、救済に力を注いだ人がいたことは驚き」と語る松尾教授は忍性を「鎌倉版マザー・テレサ」と結んでいます。

この忍性とは創価学会創価学会に限らず日蓮系教団でも)で仏敵と見なされている極楽寺良観のことですね。

創価ではこの忍性を権力と結託して私腹を肥やし、大聖人を迫害した極悪人として教えてましたね。

私が青年部だった頃、本部の青年部で仏法セミナーを開いた時、男子部で日蓮の生涯の紙芝居を作って演じたんですが、その紙芝居で描かれた忍性の絵というのが、ブツブツのある大きなじゃがいものような鼻に醜悪な妖怪のような顔を描いていて、いかにも極悪人として描いているにしてもものすごい悪意が感じられる描き方をしてました。

それほど創価学会では忍性を大聖人に敵対した大悪人という認識でいたわけですが、私自身は「忍性は極悪人」と言われても大昔の人間でもあり、あまりピンと来ませんでしたね。「ああそうなのか」といった程度の認識でしかありませんでしたし、大聖人の敵対者と言われても別に憎しみなどは湧きませんでしたね。

創価など日蓮系教団が忍性を極悪人扱いしているのは宗祖の日蓮がこの忍性を口を極めて非難していたからですが、あくまでも日蓮が一方的に言ってることを元にしていて客観性がありません。

日蓮が忍性を敵視したのは、竜の口で首を斬られそうになったのは忍性が幕府に讒言したからだと日蓮が思い込んだということですが、仏教学者の中村元氏も「日蓮の言ってること(忍性に関する事実)は、あまりあてにならない」と言ってますし、その他の文献も見てみると、忍性は日蓮を攻撃したというよりも無視していたという方が当たっているようです。

忍性は相手にもしてないのに、日蓮が一人相撲を取っていたようにも見えます。

このように書くと日蓮系教団の人は怒るかもしれないですが、日蓮も人の子だということです。日蓮も人の子だから世の評価の高い人物には嫉妬心を抱いたりもするのではないかとも思ってしまいます。

一宗教家にそのような人間臭さがあっても私は別に構わないと思いますが、ただ、日蓮本仏論のように、そういう人間臭さのある日蓮を釈迦よりもはるかに境涯の高い宇宙根源の本仏として祭り上げるのは無理があるのではないかと思います。